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大入り御礼 [お仕事]

3月11日
横浜にぎわい座『生志のにぎわい日和』にご来場ありがとうございました。
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2階席にも多くのお客様が入ってくださり、にぎわい座さんから関係者に大入り袋が出ました。
これもお客様のおかげと、心より感謝しています。
14時開演、前座なしで登場したのは、震災から1年の14時46分を仲入りの間にするためでした。
当初、皆様と黙祷を捧げる予定にしていたのですが、
落語家のやることじゃないという気がして、各々の思いでその瞬間を迎えていただくようにしました。
ちなみにブーは楽屋のテレビでNHKをつけて、犠牲者のご冥福をお祈りしました。

さて、ネタおろしの『柳田格之進』はいかがでしたか?
噺の骨格だけ残して、サゲはもちろん、台詞もかなり作りました。
友情、親子の情、主従の義、生と死、気高き誇り…
震災から1年のこの日に、自分なりにできることとして演った噺です。
まだまだ人物描写の不足や台詞の無駄があるのは承知しておりますが、今後を楽しみにまたお付き合いください。
次回の『生志のにぎわい日和』は5月15日です。
ご来場をお待ちしています。

大入り袋と招きたま
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こんなアングルも
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コメント 5

たらちゃん

『にぎわい日和』行ってきました。

最初から師匠の登場で結構びっくりしましたが、
やはり「14:46」への配慮でしたか。
私も自席で黙祷させていただきました。

ネタおろしの『柳田格之進』、うなりました。
なんという悲劇か!と思ったら、噺内容が若干
師匠がアレンジしたとのことだったのですが、
最初に師匠の噺を聞いてしまったので、
番頭と娘さんが結婚をするといったハッピーエンドは
自分の頭の中にはピンと来ませんでした。

でも、あんな悲劇となっても、人間らしさを出して
終わることが出来るのが落語なんですねーー。
今回は奥が深かったです。
by たらちゃん (2012-03-13 07:56) 

としっ

ちょうど1年前、出張先の青森で地震に遭って足止めを食い、二日後の「にぎわい日和」に行けませんでした。
その日から、1年後の落語は必ず行きたいと思っていました。
ネタおろし「柳田格之進」は、生志さんらしさが出ててました。
親子の情の表現は、すばらしかったですよ。
有難うございました。

by としっ (2012-03-13 22:23) 

ともちゃん

大入り袋、おめでとうございます!

【柳田格之進】では【えーっ、死んじゃうの?!】と
思いましたが、納得納得。

今回は落語デビューを2人連れて行きましたが、
声を出して笑っていたし、
演目表もカメラに収めていたので、
楽しみ、刺激されたのだと思います。

by ともちゃん (2012-03-14 10:08) 

横浜のミーハー夫婦(オバタ)

11日、行きました。あの大震災の1周年に独演会、なにか収穫
あるかなと思いましたが、特にじめじめすることもなく、適度に
しんみりできて、こういう雰囲気づくりはさすが噺家さんだな…と。
これが隣国だったら、落語会なんてとんでもない話でしょうね。
日本人でよかった。
さて「柳田格之進」、志の輔師の噺でおなじみでしたが、終盤、
娘が自害した、というところで、カミさんと思わず顔を見合わせて
しまいました。だってわれわれが知ってるのは番頭と娘が後に
世帯を持つというストーリーだったから…あとで生志師匠の説明で
納得がいきました。なるほど、リアルに考えると、武家の娘が一度
苦海に身を沈めてしまったのだから、身請けされてのうのうと
生きる道を選ぶ訳はないな、と。藤沢周平の小説を読んだような
気持ちでした。また新たなネタおろしを期待してます。

by 横浜のミーハー夫婦(オバタ) (2012-03-15 01:18) 

なるみ

はぁ…行きたかったなぁ。。
あれから、1年。
わたしはそのときを職場で、黙祷を捧げました。
行きたかったです。聴きたかったです。
『柳田格之進』聴いたことないですけど…
初めて聴く噺はなんであっても生志さんで聴きたいです。
これから、どこかで生志さんの『柳田格之進』を聴けますように(・´`U
by なるみ (2012-03-19 14:30) 

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