さようなら [日常]
10月30日
29日遅くに、文都兄さんが亡くなった。
私は、博多の高座を終えてから通夜の行われている大阪に向かった。
志雲と全楽も東京から駆けつけていた。
後から来た志の八も加え、4人で夜中まで兄さんの思い出を語りあった。
優しい人だった。
お洒落で繊細で熱血漢で、ちょっとセコいところがあって、でも憎めなくて…
芸に真面目で面白いのに、自分で納得してなくて…
兄さんの高座は綺麗で好きでした。
「生志!また遊んでな?」って言ってたクセに…
早すぎだよ!
せめて来週の習志野寄席までは頑張んなきゃ…
その日程を決めた時だって、
「志雲の披露目とかぶらへんか?」って。
どこまで人に気を遣うんだろう、この兄弟子は…。
志雲の言葉を借りれば、
『こっちに降りて来てくれる兄弟子』の立川文都。
「もう降りて来てくんないだろうから、遊んでやりません!」
「そう言わんといて、あかんねん…」
兄さんの人なつっこい笑顔を思い浮かべると寂しさが余計につのってくる。
29日遅くに、文都兄さんが亡くなった。
私は、博多の高座を終えてから通夜の行われている大阪に向かった。
志雲と全楽も東京から駆けつけていた。
後から来た志の八も加え、4人で夜中まで兄さんの思い出を語りあった。
優しい人だった。
お洒落で繊細で熱血漢で、ちょっとセコいところがあって、でも憎めなくて…
芸に真面目で面白いのに、自分で納得してなくて…
兄さんの高座は綺麗で好きでした。
「生志!また遊んでな?」って言ってたクセに…
早すぎだよ!
せめて来週の習志野寄席までは頑張んなきゃ…
その日程を決めた時だって、
「志雲の披露目とかぶらへんか?」って。
どこまで人に気を遣うんだろう、この兄弟子は…。
志雲の言葉を借りれば、
『こっちに降りて来てくれる兄弟子』の立川文都。
「もう降りて来てくんないだろうから、遊んでやりません!」
「そう言わんといて、あかんねん…」
兄さんの人なつっこい笑顔を思い浮かべると寂しさが余計につのってくる。
2009-10-31 13:50
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コメント(3)
昨日の談笑さんの会の直前に文都さんの訃報を知りました。
昨夜から今日にかけてなにもできず。悲しくてやりきれない思いでいっぱいです。
by saheiji (2009-10-31 17:31)
私は7年前に、学生時代に苦楽を共にした友人を20代の若さで亡くしました。
彼女は亡くなる寸前まで、職場への復帰を心からを望んでいました。彼女のことを思うと、今でも悔しくてたまりません。
生きている者は、亡くなった方の分まで、真剣に生きていかなければなりません
師匠も文都師匠の思いを胸に、生き抜いて下さいね。
心から御冥福をお祈り申し上げます。
by ブンキチ (2009-10-31 22:56)
文都さんの高座は2回しか見たことがありませんが、優しい語り口で感じが良く、また機会があればぜひ拝見したいと思っていました。ご病気なのはブログで拝見していましたが、ごんなに早く逝ってしまわれるとはとても残念です。私もsaheijiさんと同じく談笑さんの会を見に行ったのですが、談笑さんはマクラで円楽師匠の思い出を語られていましたが、文都さんのことには触れないので不満に思っていました。が、会の最後に文都さんの亡くなられた話をされて泣いていらっしゃいました。お辛かったんですね。
生志師匠もお辛いでしょうが、こうして文都さんの思い出をブログに綴って下さって嬉しく思います。これからも立川流の皆様で落語界を盛り上げてください。応援しています。
by ミカン (2009-11-02 19:47)