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館長とお別れ [日常]

4月12日
玉置宏横浜にぎわい座館長のお別れの会が東京會舘で行われた。
故人の生前を偲び、芸能界や演芸界などから多くの方々が参列されていた。

私は、玉置館長にひとかたならぬご恩をいただいた。
真打昇進披露パーティーでは乾杯のご発声を賜り、横浜にぎわい座での真打昇進披露口上にも並んでくださった。
ご本人は決して何もおっしゃらなかったが、
昨年、私が横浜市から賞をいただけたのは、館長のご尽力あったからだと、亡くなったあとに知った。
横浜にぎわい座地下の小ホールで独演会をやらせてもらうようになり、毎回満席にしていたら、
当時まだ二ツ目だった私に、「芸能ホールでやりませんか?」と声をかけてくださった。
当時も今も、芸能ホールでは真打ちしか独演会をやっていない。
私は迷ったが、せっかくだからお受けすると、
「これからの人の励みになります。手をあげてくれてありがとう。」
と、おっしゃってくだすった。
真打ちになって、ちょっと自信を失いそうになっていた私に
「焦んなさんな。じっくり、ゆっくり、大看板になれるようにご自分の芸を磨きなさい。
 必ず評判が評判を呼ぶようになりますよ。」
と、あの笑顔で軽く背中をたたいてくださった。
そんな館長の思いに少しでもお応えできるようにと、
横浜にぎわい座の独演会のタイトルを『ひとりブタじゃん』から『生志のにぎわい日和』に変えた。
構成も、オープニングトークをやめて、落語をじっくり演るスタイルに変更することに決めた。
そんな矢先、鬼籍の人となられた。
『にぎわい日和』をみていただくことはできなかったが、
横浜にぎわい座でやらせてもらえる限りはこのままのスタイルでやります。

館長ありがとうございました。
関内駅前セルテのヤンキースには時々伺わせていただきます。
どうぞ、ゆっくりとお休みくださいませ。

お別れをしてから、地下駐車場で、志の八くんに撮ってもらった私のスーツ姿。
館長!引退した相撲取りじゃなくて、立川生志ですよ!!
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Aya

玉置さんの、生志さんへの折々の言葉、とても素敵な宝物ですね。これからの力になりますね。
私自身も仕事をする中で、後輩を見守り育てることの難しさ、そして、そのような中で自分自身が育てられていることを実感する日々です。

5月のにぎわい座、休みがもらえたので伺いますよ~♪♪。楽しみです。

玉置さんのご冥福を心からお祈りいたします。
by Aya (2010-04-13 22:00) 

たらちゃん

師匠が野毛シャーレから、二つ目なのに芸能ホールに上がったのは
玉置館長のお声かけがあったからですが、
それは、師匠の実力を充分認めて下さったから。
そして、それは紛れもなく師匠の力だと思います。

にぎわい座に行くたびに
ここは、玉置館長の肝煎りで出来たとこなんだと
浜っ子としてはとても誇らしく思っていました。
私の中では、玉置さんは永遠のにぎわい座の名誉館長です。
by たらちゃん (2010-04-14 23:56) 

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